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思考力を10倍にする授業の受け方。大阪・難関公立高校をめざす小中学生必見

| 勉強法基礎知識

思考力を10倍にする授業の受け方

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今日は数学科の責任者 をしている河瀨先生に来てもらいました。どうぞよろしくお願いいたします。

よろしくお願いいたします。

数学の河瀨先生はチーフだけあって、一番合格させている先生なんですけども、今日は1つポイントがあって、授業の受け方の違いで「10倍学力が変わる」ということですよね。今日はそれをぜひ話したいということで来てもらいました。

先生の質問や発問に対して心構えを変える

先生の質問や発問

授業の受け方で10倍思考力が変わるというのは、ちょっとすごい難しそうなんですけども。実際に受け方で変わるのですか?

本当に少し意識を変えるだけで全然変わります。小学生から中学生まで誰でもできます。

実際に誰でもできている?

実際にできています!

「授業の受け方の意識」をどういう風にするのが大事なんですか?

ひとつは、授業中に先生から投げかけられる質問や発問に対する心構えを変える。これが一番大事になってきます。

心構えを変えるのは難しそうですよね。どういう心構えをしたらいいんですか?

例えば、普段学校とかで受けている授業で、先生が「はい誰々くん」「誰々さん」というふうに生徒さん当てた瞬間、実は当たっていないお子さんというのは一切考えていないですよね。思考が停止しているお子さんというのが大半だと思います。

当てられたら考えるけど、当てられなかったら逆に考えなくていいと思っていらっしゃるお子さんが非常に多いです。

そうですねー、「当たるな!」と願いますよね。「あぁ良かったセーフ〜…」 ボーッとするみたいな。確かにそういう受け方が多いような気がしますね。それじゃ駄目だと。

そうです。それを変えようという話を生徒さん全員にお話しています。

他の生徒が当たってる時が思考力アップのチャンス

思考力アップのチャンス

どんなふうに変えていったらいいんですか?

人が当たっている時も常に自分にあたったつもりで答えを持ちなさい、答えを出しなさい 、一緒に考えなさい、というお話をしてます。

小学生とかであれば活発なクラスが多いので、誰が一番最初に答えが言えるか競争してもらってもいいよという話もします。中学生のお子さんは恥ずかしがり屋のさんとかもいるので、常に先生の全質問・発問に対して答えを持つようにするという心構えですね。

まぁでも、それは大事だとその時は思うけれども、継続できないような気がするんですよね。それができるようになるのかな?と思ったりもしますけどね。

実際に皆さん、塾に最初通い始めた頃はどうしても受け身になりがちで、なかなか自分の中で思考することがうまく軌道に乗っていない状態なんですけども、そこで大事になってくるのが、より考えやすく教員側が発問を研究するというところですね。

そこを考えて授業をすることで、考えるということは難しいことじゃないんだ、やっぱり考えて答えを出すというのはすごく楽しいことなので、どんどん積極的になるお子さんがもうほとんどです。

みんなそうなっていく?

皆さんそうなっていきます。

積極的な子だけが発問・発言して、消極的でなかなか言えない子はそうならないような感覚ですけど、そんなことないですか?

やっぱり答えるのが大好きな子は答えるのですが、ただそれ以外の子の表情を前から見ていても全然変わってきます。

ずっと無表情のまま授業を受けてらっしゃるお子さんでも、半年ぐらい経ってくると、他の子が答えたことに対してうなずいたりとか、自分が考えていたことに対して他の子が答えを言ってくれたら「ああ、なるほど」というような表情をしたりとか。

先生の発問の仕方で、考えることを楽しめるかが決まる

先生の発問

心構えを持つということは大事だけれども、それを変えていく先生の力量は必要ですよね。

そこはやっぱり私自身ももっと研究していかないといけないなと。

工夫していることはあるんですか?

まず質問というのは2種類ありまして、ひとつはこれが実は質問という名前が付けられていて質問ではない質問なのですが、例えば「1+2がいくらですか」「3+4はいくらですか」「ここの答えはいくらですか」という、考えさせてなくて確認をさせているような質問ですね。

問いを投げかけているように見せかけて、ただ確認をしているような質問。これだとどうしても思考力はつきません。大事になってくるのは、より答えの核心に迫るような発問です。

ただ、問いから答えまでの距離があまりにも遠すぎてしまうと、例えば算数が苦手なお子さんであれば、まず考えることを放棄していまうお子さんもいらっしゃるので、答えの近くから問いを投げかけるようにしています。

それを軸に、よく答えられる場合は少し遠くしてみたり、ちょっと苦手な子が多い場合は少し答えに近づけてみたり、ワンステップで答えに至るような発問を投げかけるというのを心掛けてます。

簡単に答えられるというのは、単に声を出すだけというか、活気づけるためだけの発問ですね。実際に考えさせるポイントを上手く投げるということですよね。

直前に説明した内容で考えるための種を実はまいていて、それを使えば次の問いが答えられるようになるだったりとか。

そうすると子供たちが主体的に考え出し始めるという。

そうですね。考えて答えが出せるという成功体験が、授業に主体的に参加するという部分においても、モチベーションにつながってくるので。

「講義を聞く」のがもっとも定着しない

ラーニングピラミッド

「ラーニングピラミッド」という学びの定着のピラミッドチャートがありますよね。「講義を聞く」のが一番定着しないっていうね。逆に一番定着するのが 「自分で説明する」なんですね。

だから河瀨先生が言っているのは、授業を受けながらも「自分が説明する」「自分が回答する」 ことを常に意識しながら授業を受けるということですね。

そうですね。

それができたら1対1で考えているのと一緒ということですね。ただ授業を眺めているだけじゃないと思うんですね。

思考力の向上が分かる瞬間とは?

授業のノート

実際、河瀨先生が教えられていて、生徒はどんな変化がありますか?

先程言ったように、お子さんの表情の変化が一番わかりやすいです。それ以外に授業中のペンが動くタイミングが一定でなくなってきます。最初は板書したものをただ単に写すだけなので、ほとんど同じタイミングでペンを持って書いています。

最初はそれすら難しいですけどね。

そうですね。で、だんだんと考える力が育まれてくると、ペンを持つタイミングが変わってくるんですね。 こっちが何も書いてないタイミングで突然ペンを持ち出して、蛍光ペンで大事なところに線を引いたりとか。

一番わかりやすいのが、生徒さんのノートを見てみると、私が板書したのが7割、残りの3割がその子が自分で書いたことなんです。実際そういうノートを作れるお子さんが増えてきます。

宿題ノートをチェックする時に授業の所を見てみたら、すごい差になっていってるってことですね。

字が綺麗でレイアウトもきれいなお子さんさんもいらっしゃいますが、そうではないお子さんでも間違ったところに、ガアァァッって赤ペンでグチャグチャグチャグチャって波線を引いて、「これ3回目」という風に書かれているとか、「次はこうする」と矢印して書かれたりとか、常に考えながら課題と向き合っているという姿勢が見てとれるようになってきます。

そうやって考えながら授業を受けていると、学力が上がるということですね。

そうですね。

ということは、河瀨先生の授業を受けないといけないということですね。

私に限らず駿台・浜学園の授業すべてで実践しています。そのためのカリキュラムや教材、テストを提供しているので、どこの校舎の先生もやっていますし、日々先天化しています。

同じ時間を過ごしていても学力で差が出てくるのは、意識の違いがあるのはよく分かりました。今日はありがとうございました!

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